ecoslymeです。
USCPA(米国公認会計士)の資格勉強をしているとき、特に試験に落ちてしまった時には、「もうUSCPAの勉強なんて辞めてしまおうか。。。」と嘆く時もあるかと思います。
もしくは、いくら勉強をしていても1科目目の教科の勉強が終わらないため道のりの遠さに絶望したり、仕事が忙しくて勉強する暇がなくて、USCPAの撤退について考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
もういっそのこと、USCPAの勉強から撤退しようか、、、
このままFARとBECがExpireして、泥沼にハマってしまうのでは。。
USCPAの勉強を辞めるタイミングは個人の目的や状況によって異なりますが、一般的には試験に合格するまで継続することが望ましいとされています。
USCPAは難易度が高く複数回に分けて受験する必要があるため、勉強を途中で辞めると時間や努力の無駄になってしまいます。
勉強に費やす時間やコスト、生活の優先事項など個人の状況によっては、途中で勉強を辞めることが適切な場合もあります。
その際には、自分の目標や状況を再度見直し、将来のキャリアプランを考慮した上で、判断することが重要です。
この記事では、USCPAの勉強の辞めどき、撤退のタイミングについて解説させていただければと思います。
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目次
USCPAの勉強の辞めどき、撤退のタイミングについて
それでは、USCPAの辞めどき、撤退のタイミングについて解説していきたいと思います。
USCPAはみなさんご存知の通り、4科目の試験に合格しないと合格とはなりません。
しかも1科目合格したとしても、その合格から1年半後にはその科目の合格実績が失効しますので、再度同じ科目を受験してまた合格する必要があります。(新制度では、1年半後⇨30ヶ月へ変更します)
つまり、最初の科目に合格してから1.5年以内に残りの3科目全てに合格しないといけません。
USCPAに合格するための時間的な制約などがある中、USCPAに合格できない、撤退してしまおうかという不安は誰しも抱いたことがあるのではないでしょうか。
主観的なコメントもしていきたいと思いますが、なるべく客観的な分析なども含めて解説できるように、いくつかの要素に分けて解説していきたいと思います。
USCPAの勉強を辞めたいと思い始めるきっかけがヒントになると思うので、この辺りを分析していきます。
- USCPAの勉強時間を確保できない。
- 勉強のやる気が急に湧いてこなくなった。
- 試験の難易度が高いため、試験に合格できる気がしない。
- 受験費用が高く、費用が払えなくなってきた。
- USCPAの勉強よりもメリットのあることが見つかった。
USCPA撤退要素について各々分析し、撤退のタイミングやUSCPAの勉強のやめ時はいつなのかについて解説していきたいと思います。
結論からすると、⑤の「USCPAの勉強よりもメリットのあることが見つかった。」以外は、撤退のタイミングはありません。
USCPA撤退要素についての分析と辞めどきの解説
では、USCPAの撤退タイミング、勉強の辞めどきについて詳細に分析、解説していきたいと思います。
あくまでも私の意見ですので、参考程度にご覧頂ければと思います。
①:USCPAの勉強時間を確保できない。
USCPAの勉強から撤退したいという理由で一番多いのは、この「勉強時間を確保できない」ではないでしょうか。
勉強時間を確保できない理由としては、主に以下のようなことが挙げられると思います。
- 勉強時間を確保できない主な理由
・仕事が忙しくなってきたため(転勤や部署異動など含む)、勉強できる時間が取れなくなってきた。
・プライベートが忙しくなり、勉強にあてる時間がなくなった。
・子供ができて子育てが必要になった。
よく考えてみてください。
USCPAの4科目を合格するにあたって、日本人では平均でおおよそ2年間(22ヶ月)かかります。(【USCPA】難易度も挫折率も高い!日本人合格率はたった18%!?)
2年間のうちに何も部署異動や転勤などの変化がなく、業務量も大きく変わらず、繁忙期もなく、残業も少なく会社を過ごせるというのはなかなかに確率が低いことだと思いませんか?
時期によって繁忙期は絶対にあるでしょうし、勉強を開始する前から意識はせずとも心の奥底で十分に気にかけていたことではないでしょうか?
子供ができた、という点に関してはなかなか予測できないことなので、これは致し方なしなのかもしれません。
ですが、それを覚悟でUSCPAに挑戦したということをもう一度思い返してみてください。
これらは、睡眠時間を削るとか、隙間時間を有効活用するといったことで回避することができるので、これを撤退理由にするには勿体無い気がします。
つまり、これらの理由は撤退条件の主な理由にはなり得てはいけない事象です。
なお、それでもやはり時間が取れない場合もあるとは思います。
合格した科目がExpireしたとしても、合格する知識は身についているわけなので、もう一度受験すれば合格するまでの期間は明らかに短いはずですので、撤退ではなく、「一時休戦」としても良いのではないでしょうか。
Expireした科目に再戦したら、当時は強敵だったモノが雑魚になっているはずです。
②:勉強のやる気が急に湧いてこなくなった。
人はいつもやる気に満ち溢れているわけではありません。
時には勉強のやる気がなっくなってしまうこともあるでしょう。
勉強のやる気がなくなったタイミングで、どのようにして自分を奮い立たせるかで、人生が大きく左右されてしまうように思います。
なぜ、勉強のやる気が急に湧いてこなくなるのかの主な理由について以下に挙げます。
- 勉強のやる気が出てこない理由
・仕事から家に帰って、どっと疲れが出て勉強する気が起きない。
・誘惑に負けてしまい(YoutubeやTVを見る、ネットサーフィンをするなど)、勉強の意思が削がれる
大学の受験勉強の時もそうだったかもしれませんが、誘惑に勝てないと達成できることも達成できません。
USCPAの受験生としては社会人が多いと思いますが、大学受験の時よりも誘惑が多いのでしょうか?私はそうではないと思います。
高校生のときだと、周りの人に流されやすかったりしたと思いますが、今はもう社会人です。人によっては子供もいるし、めっちゃ遊びたいといった誘惑は減ってきたのではないでしょうか。
もし誘惑に勝てないとか、疲れて何もできないというのであれば、それは正直甘えだと思います。
USCPAに合格している人の平均年齢は36歳です。
36歳ともなれば、人によっては管理職となっているような年齢です。
家に帰ったらドッと疲れがあらわれるような仕事を会社で任されているような年齢帯の人たちです。
これらの人たちが、自分に鞭打ちながらUSCPAに合格しているわけなので、やる気がでないというのは自分の感情や生活をコントロールできていないだけであって、USCPA撤退の理由にはなりません。
見直すべきは、もっと別のところにあるかもしれません。
私の体験談ですが、以下の記事をご覧ください。やる気がない時の何かのヒントになれば幸いです。
ecoslymeです。 資格の勉強をしているとき(私の記事では特に、USCPAを勉強しているとき)、合格者は一体どのような生活をして合格までこぎつけたのか気になったりする人もいるのではないでしょうか。&nb[…]
③:試験の難易度が高いため、試験に合格できる気がしない。
私は、USCPAの試験を8回受験しました。つまり、4回に不合格になっています。
USCPAの試験は、過去問のような問題を解いた時には非常に簡単だと思っていましたが、本番は非常に難しい問題だったという経験を何回もしています。
年々、USCPAの問題は難しくなっているような印象があります。
確かに試験の難易度が高いため、試験に合格できる気がしないこともありました。
ですが、2回落ちたAUDも3回目には合格できました。
試験の難易度が高いとはいっても、大学別の合格者を見てみてください。(【USCPA】合格者の大学、学習期間、受験回数、会計知識の関係に意外な結果が!!)
Fラン大学でもUSCPAに合格しています!!(失礼。。。)
しかも会計の実務経験がある人よりも、会計の実務経験がない人の方が平均で4ヶ月早く合格(男性に限っては7ヶ月早く合格)しています。
正しい勉強法で勉強をすれば、合格できない試験ではないのです。
私はアビタス
(正直、沼にハマっている人はアビタスへの転校が最有力候補です。T社やP社からアビタスに転校して合格できたと、Twitterではよく聞く話です)
ecoslymeです。 USCPA(米国公認会計士)の予備校をアビタス(Abitus)にしようと考えている方も多いと思います。 USCPAの予備校費用はバカにならないので、少しでもお得に利[…]
試験が難しいからUSCPAを撤退する、というのは理由になりません。
それは勉強方法が正しくないから、自分のレベルに合った適切な教材で勉強できていないからという可能性が高いと思います。
USCPAに挑戦しようとする人のレベルであれば、試験の難易度が高くても、絶対に突破できないレベルではありません。
④:受験費用が高く、費用が払えなくなってきた。
受験費用が高いということは、予備校にお布施をした段階で気づいていると思います。
私はアビタス
費用はバカになりません。
少なくとも予備校に大金を払っている中、撤退することは非常にもったいないです。
費用が払えない(受験に何回も落ちて、受験料が痛い)という理由で撤退するとなれば、今まで払ってきた費用は無駄になります。
知識が増えたから良い、と言い訳する人もいるかと思いますが、資格を得られなければ今までのお金は普通に無駄です。
試験に落ちているんだから、知識は一定の水準まで得られていません。勘違いしないでください。
つまり、受験費用が高いから撤退するというのは、撤退理由にはなりません。
⑤:USCPAの勉強よりもメリットのあることが見つかった。
最後に、USCPAの勉強よりもメリットのあることが見つかったということは、十分撤退理由になると考えます。
USCPAの資格試験勉強は、投資と同じです。
今まで大金を予備校やNASBAへ支払っていたとしても、今の投資以上に還元率の高い投資先があれば、その投資先に投資をするのは有益だと考えます。
サンクコスト(埋没費用)に関しては、意思決定に影響を与えません。
新しい資格を目指すことにした、Youtubeで稼ぐことに集中する、子供の未来に投資するため子供と接する機会を増やす、婚活に集中する。
何を還元率と捉えるかは自分次第ですが、USCPAの資格を取るよりも有益なことがあるのであれば、挑戦した方が良いです。
しかし、「仕事に集中したいから、仕事が忙しいから」というのは理由ではないと上述しました。
それはただの逃げです。(この言葉を聞きたくないから、色々と理由をつけて自分を誤魔化そうとしている人が多いのではないでしょうか)
仕事の延長線の中にUSCPA取得がある場合が多いと思うので、仮に仕事に集中したとしてもその程度の覚悟であれば仕事も大きな成功はしないでしょう。
仕事が理由であれば撤退せず、一時休戦を考えるのが良いのではないでしょうか。
USCPA(米国公認会計士)のススメ
USCPAの撤退について話していましたが、これからUSCPAの勉強を始めたいという人もいるかもしれません。
USCPA(米国公認会計士)について、その資格の威力は絶大だと感じています。
USCPAに少しでも興味が湧いた方は、一度以下の記事をご覧になってください。
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最後に
USCPAの撤退のタイミングが分からない、という人をTwitterで時々見かけますが、結論としては他に有益なことがない限りは撤退しない方が良い、というものになります。
つまり、多くの人にとって撤退のタイミングは無いのではと思っています。
USCPA撤退や、勉強をやめる良い口実を探しているのであれば、その考えを改めて見つめ直してみてはどうでしょうか。