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【フレームワーク】業績評価・経営戦略にバランストスコアカード

ecoslymeです。

 

会社や事業の業績評価や戦略に、財務的視点に偏った手法を取っている人は多いのではないでしょうか?

 

数字だけを見ていて本当に業績評価が行えたり、経営戦略ができるのでしょうか?

 

現場レベルの人からすると、今はたまたま業績が悪いだけで、スタッフは優秀で利益を出す仕組みも出せていると感じていても、上層部からの評価が数字だけであれば、優秀な人材は他社へ流出してしまいます。

 

そのため財務的視点だけでなく、非財務的視点も取り入れてバランスの取れた総合的評価指標を考えていく必要があります。

 

そこでこの記事では、バランストスコアカード(BSC)についてご紹介します。

 

最適な事業戦略の策定および、自社の分析に活用できるフレームワークを学ぶことができます。

 

マーケティング市場戦略の基礎となる重要なフレームワークですので、ぜひ覚えましょう。

 

業績評価・経営戦略に「バランストスコアカード(BSC)」

それでは早速、バランストスコアカード(BSC)についてご紹介していきます。

 

バランストスコアカード(BSC)の意味

バランストスコアカードの意味について紹介していきます。

 

1992年にハーバード・ビジネススクールのキャプラン教授とノートン教授に提唱された新たな業績手法です。

 

フォーチュン・グローバル1000企業(米国経済誌のフォーチュンが毎年発表している世界の大企業)の約50%が導入しており、非常に支持を得ている業績評価・経営戦略です。

 

バランストスコアカードとは、財務的視点に偏った業績評価に非財務的視点を取り入れてバランスをとるように考えられた総合的評価指標です。

 

バランストスコアカードが開発された背景を説明します。

 

かつての企業の競争力は最終製品のQCDF(品質、コスト、納期、機能)であったが、昨今ではそれだけでは差別化ができないことがありました。

 

また、財務分析で把握される数値は過去の経営の結果であるため、その財務尺度は遅行指標であり将来の財務業績をもたらす先行指標(つまり戦略)を把握しようという流れから、バランストスコアカードが開発されました。

 

バランストスコアカードには、具体的には以下の4つの視点があります。

 

・学習し続ける組織の視点

・内部業務プロセスの視点

・顧客の視点

・財務の視点

 

4つの視点から、企業全体の目標や戦略を指標へとブレークダウンし、それらの指標の因果関係を明確にすることにより、PDCAサイクルを回していきます。

 

 

各々の項目について下で説明していきます。

 

学習し続ける組織の視点

学習し続ける組織の視点について説明します。

 

内部業務プロセスの効率性の基礎となる組織の能力についての指標のことです。

 

従業員を大切にし、従業員満足度を高めることだとイメージしましょう。

 

<学習し続ける組織の視点の指標の例>

・従業員満足度

・離職率

・教育研修の頻度やクオリティ

・権限移譲度

・情報システムの有用度

・社員提案の実施率

・報酬額に占める個人およびチーム業績に応じたインセンティブの割合

 

内部業務プロセスの視点

次に、内部業務プロセスの視点から説明します。

 

顧客にとっての付加価値創造をより確かにするための業務プロセスの効率性を見るための指標です。

業務プロセスを効率化することとイメージしましょう。

 

内部業務プロセスの視点は、更に以下の3つのサブプロセスによって構成されます。

 

<内部業務プロセスのサブプロセス>

・技術革新プロセス :新製品・新サービス及び業務プロセス自体の創造に関するプロセス

・業務プロセス   :既存製品・サービスの生産・納入・提供に関するプロセス

・販売後プロセス  :製品・サービスの販売後の顧客サービスに関するプロセス

 

<内部業務プロセスの視点の指標の例>

・ビジネス・プロセス・ベンチマーキング
✔︎ベストプラクティス(最高の実践方法)の実践

・技術革新プロセス

・生産能力

・新製品・サービスの件数

・新製品開発期間

・新規取得特許件数

・収率、不良品発生率

・納入・生産リードタイム

・不良品修理・交換リードタイム

 

顧客の視点

次に、顧客の視点を説明します。

 

対象を自社が参入するマーケット・セグメントに絞った関連指標のことです。

 

顧客の視点の目標は、顧客にとっての付加価値の創造です。

 

<顧客の視点の指標の例>

<顧客の視点の指標の例>

・市場占有率

・新規獲得顧客数

・顧客満足度

・既存顧客維持率

・顧客要求を処理するまでの時間

・顧客クレーム件数

 

財務の視点

次に財務の視点を説明します。

 

戦略の収益性を評価することです。

 

財務の視点の目標は、株主価値の最大化です。

 

<財務の視点の指標の例>

・投下資本利益率(ROI)

・総資産利益率(ROA)

・営業利益

・残存利益(RI)

・経済的付加価値(EVA)

・売上高成長率

・売上原価率

・新製品からの売上高

 

バランストスコアカードの具体例

上でバランストスコアカードの各項目について説明しましたが、具体的にどのようなものかイメージがつかない方もいると思いますので、仮説の具体例をご紹介します。

 

  1. 従業員の技能レベルを高めることで、
  2. 優秀な社員によって業務プロセスが高水準に保たれ納入リードタイムが向上し、
  3. それによって顧客満足度が高まり、
  4. 結果として売上高が向上する

 

以上の流れによって、戦略経営のフレームワークが出来上がります。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

 

ちょっと難しかったかもしれませんが、この考え方を身に付けることでズレない成長をしていくことができます。

 

偏った指標だけに固執してしまうとバランスが失われ、変な方向へと進んでしまいがちです。

 

もし現在、業績評価や戦略が偏った見方しか出来ていないようであれば、一度見直してみることも良いのではないかと思います。

 

 

他の主要なフレームワークについては、以下の記事にまとめていますのでご覧下さい。

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