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【フレームワーク】ギャップ分析に使える「As is To be」

ecoslymeです。

 

仕事で行き詰ってしまい、理想と現実の差にショックを受けてしまったことはないでしょうか?

 

何かが思っていたことと違う。

そんなあやふやな考えではなく、一度立ち止まって考えを深く落とし込んでみてはいかがでしょうか。

 

この記事では、「As is To Be」についてご紹介します。

いわゆる、ギャップ分析と言われる課題抽出のフレームワークです。

 

いったいどのようなフレームワークなのか、実例に沿ってご紹介していきたいと思います。

 

 

ギャップ分析で使う「As is To be」

それでは早速、As is To beについてご紹介していきます。

 

  • As is :現状
  • To be :あるべき姿

 

現状の姿とあるべき姿の差を課題と捉えて、理想の姿になるためには何が必要かを分析する課題抽出を行います。

これをギャップ分析と言います。

 

企業経営であれば、理念を実現すること。つまり、経営のビジョンや経営目標を達成するために行うことです。

 

この分析は、現状のうまくいかない原因に目を向けるのではなく現実と理想のギャップである課題に目を向けていきます

 

目の前の課題をクリアしても、理想に近づくとは限りませんよね。

理想に近づくためには何が課題なのかに焦点を当てるというイメージです。

 

 

As is To be の具体例

それでは、As is To beについて、具体例で考えていきましょう。

 

昨今では働き方改革を掲げている企業が多く、今後も増えていくことでしょう。

そのため、具体例としてはこの働き方改革を題材にした具体例を考えていきたいと思います。

 

As isを抽出するだけでも、課題の可視化になるため非常に有効です。

 

働いている人が皆しんどそう、、、

これを解決したい、と言っても何をすれば良いのか分からない。。。

 

そこで、まずはAs is から考えていきましょう。

 

以下に、よくある課題を記載しました。

As is(現状)To be(あるべき姿)
残業時間が月平均40時間残業時間が月平均10時間
仕事のモチベーションが低い仕事のモチベーションが高い
テレワークができないテレワークができている
有休取得率20%有休取得率85%
ボーナスダウンボーナスアップ

 

ですが、As isだけを見てはいけません。

例えば、As isだけを見ていた場合、なぜ残業が月平均40時間もあるのかという課題を解決するため、派遣社員を数名雇うという結論が出てきました。

 

これは、To beの残業の月平均10時間が解決できても、ボーナスアップには繋がらないでしょう。

あるべき姿に反してしまいます。

 

総合的に見ていく必要があります。

 

ここで、なぜ残業時間が月平均で40時間から10時間へ減らないのか。

この原因を深掘りする必要があるな、と考えていくことができます。

 

解決例

業務を可視化していくと、日々の単純なルーティンワークが5割を占めることが分かったとします。

そこで、RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)を導入したところ、大幅に業務が効率化されて残業時間が月平均5時間になりました。

 

また、日々同じことの繰り返し出会った業務が、RPAを操作して業務を効率化していくという新しい高次の業務ができたおかげで、皆のモチベーションも上がりました。

 

更に、派遣を雇わないおかげで費用は微増でしたが、その分残業代が減ったおかげで会社の営業利益が増加し、ボーナスアップが実現できました。

 

このように課題を可視化(As isを抽出)して、To beとの差を認識することで、課題解決の方向がおかしな方向へ行かずに済みました。

 

なお、RPAにご興味のある方は以下の記事をご覧頂ければと思います。

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最後に

 

フレームワークの思考が出来ない、慣れていないことはこのご時世、将来的に非常に不利になってきます

 

周りの優秀な人たちは皆フレームワークの多くを知っています。

 

困難な状況に陥った時や、何をすれば良いかわからないと言った場合、型に当てはめて考えることで道のない所からヒントを見つけることが可能になるのです。

 

フレームワークも多くを知っていれば、引き出しが増えるので、頭の片隅に各々のフレームワークの存在だけでも覚えておいて欲しいと思います。

 

他の主要なフレームワークについては、以下の記事にまとめていますのでご覧下さい。

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単純業務の作業時間を短くしたいと思った方は、一度以下の記事をご覧ください

 

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