ecoslymeです。
皆さんは会社の会議の時、出てくる資料はどんな資料ですか?
おそらく、パワーポイントでグラフや数字が書かれているものや、エクセルに数字が書かれていて図が挿入されているものが多いのではないでしょうか?
会議の中で詳細を確認されると、手元に用意した資料を見て詳細を答えていくというスタイルではないでしょうか。
会議で聞かれそうなことを予め考えておき、それに対するデータを頑張って作っておく。
正直時間の無駄が多すぎます。社内の説明に時間をかける重要さは分かりますが、会社全体で見るといったいどれだけ社内にパワーを注いでいるのでしょうか。
そのパワーを少しでも社外に向けて、新たな需要を発掘することが本当は重要なのではないでしょうか。
この記事では、今後間違いなく主流となってくるデータ分析ツールであるTableau(タブロー)についてご紹介します。
最強のBIツール Tableau(タブロー)とは
Tableauという言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか?
Tableauは会社名であり、製品名です。
BIツール(Business Intelligence tool)という、社内の膨大な情報を分析し経営に生かす手法を手助けするツールのことです。
Tableauのメリットやデメリットが一体どんなものかを説明します。
メリット
- データがとにかく見やすい
- 何が重要か視覚的に訴えてくる
- データの操作方法が分かれば、原因分析まですぐに到達できる
- 資料作成時間が大幅に短縮
デメリット
- エクセルでどんなに頑張っても出来ない操作は基本的に出来ない
- 操作技術習得するまでの時間が長く、独学では習得が難しい
※アメリカでは、このTableauの操作を出来ることが転職の武器として使えるようです(私は日本もそうなると予想しています)
ツールの前にまずは簡単に、このTableauがどういう会社か説明させて頂きます。
Tableauってどんな会社?
Tableauはどんな会社なのでしょうか。
本社:アメリカ合衆国ワシントン州シアトル(設立:2003年)
日本法人(Tableau Japan株式会社):東京都中央区銀座 GINZA SIXに本社(設立:2013年)
従業員数:4,101名(2018年11月時点)
米国の企業になります。
日本では銀座にTableau Japanがあります。
私も一度Tableau Japanさんにお邪魔したことがありますが、非常に立地の良い場所(GINZA SIX)で、会社の中から見渡す景色は非常に美しかったです。
社員は無料で飲み物と食べ物(プロテインバーのようなもの)を貰えるという福利厚生がありました。
その福利厚生のせいか、新入社員は入社数か月で5、6kg体重が増えるようです(笑)
社員を大切にしている会社だと思いました。
また、日本の社員数は約100名(2019年5月時点)で、少数精鋭といった感じでしょう。
他にTableauさんのセミナーに参加させてもらったことがありますが、社員さんは意識が高く、目先のことではなく数年後の将来を見越した視点でお話をしていました。大きな視点で物事を考えており、社員の質も高いと感じました。
そういったことから、この会社は今後間違いなく伸びていく会社と考えています。
Tableau社の買収について
Tableau社について話すとしたら、この話は避けられないでしょう。
2019年6月に、Salesforce社がこのTableau社を157億ドルで買収しました。
157億円ではないです。
157億ドル(約1兆7千億円)です。
4,000人ほどの規模の会社がこれほどの金額で買収されるとは、、、
ちなみにですが、Tableau社は買収完了後もTableauブランドの下で独立して運営されることになります。
経営に口出さないということなのでしょうか。
そうであれば、Salesforce社は今後このTableau社が間違いないく大きな利益を生み出すと結論付けたのでしょう。
Tableau(タブロー)とは
それでは、本題に入ります。
製品であるTableau(タブロー)について紹介させて頂きます。
データの視覚化
データはエクセルなどのデータから作成します。
例えば、下のグラフを作成することが可能です。
- 売上の大きさを円の大きさで表現
- 売上の棒グラフにカテゴリ別の色をつけることはもちろん、利益率の大小で色を付けることにより別視点からのデータ分析が可能
- 棒グラフを利益金額の大小により細くしたり、太くすることが可能
詳しくは以下のサイトをご確認下さい。
リアルタイムで問題の原因分析
上記の表であれば、エクセルで頑張れば作成できるでしょう。
では、Tableauは一体何が良いのでしょうか?
上でご紹介したグラフの作成時間は、エクセルで作成する場合の5〜8分の1の作成時間だということでも十分なメリットでしょう。
ですが他に私がお勧めしたいのが、会議の最中に気になるデータをドリルダウンで見ていくことが出来るということです。
気になった外れ値があった時、その外れ値をクリックしていくと、詳細がどんどんと視覚的に深堀することが可能なんです。
つまり会議中で、特に準備していない質問をされた際にその答えをその場で調べていくことが可能なんです。
事前に資料を準備していく必要はあるのかもしれませんが、Tableauの操作が出来る人であれば、気になる部分をドリルダウンで予め見ておき会議の場で説明出来るようになっていれば、事前に資料は作る必要はありません。
会議の場で原因分析となるデータまでドリルダウンをして見せればそれが資料になります。
ちなみにセミナーで聞いた実例ですが、とある大企業が在庫の分析をしていた時にどこに問題となるコストがかかっているのか分からないという問題がありましたが、このTableauを用いて視覚的にデータをドリルダウンしていくことで原因がわかりました。
正直、商社の視点としてはそこは一番最初に考える原因だろう、、、と思いしましたが、そんな大企業でも気がつくことが出来ない程のビッグデータだったということでしょう。
視覚化して初めて問題が分かるということが起こり得るのです。
最後に
皆さんの会社の会議は一体どのようなものでしょうか。
まだ従来の古いやり方でやっているのではないでしょうか?
(正直、私の会社もまだこの方法には出来ていないです。若手が変えていくしかありません)
私は会議の目的は情報共有よりも意思決定にあると考えています。
データを見てみんなで「そうだね」という意味のない会議ではなく、そのデータを使って次のステップを考えていくということに重点を置いていくべきと考えます。
今後、データの集計といった非定型業務はRPA(Robotics Process Automation)に置き換わっていき、判断の必要のない業務はどんどんロボットが行っていく時代になります。
人間が行うべきことは様々データを材料として、重要な判断をしていくことにあります。これができる人でないと今後価値のある人間として認められないでしょう。
是非、皆さんも今後の会議のあり方を見直し、最先端の技術を用いて意思決定のプロセスを効率化して欲しいと願っています。
Tableau Serverについての記事を書きましたので、是非こちらの記事もご覧ください。
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