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最近注目され始めているBI(ビジネスインテリジェンス)ツールですが、その中でもTableauやPower BIを利用されている人も多いのではないでしょうか。
Tableauはシステム名と会社名が同一(現在はSalesforce社)で、Power BIはマイクロソフト社のシステムです。
IT業界でも、そのBIエンジニアやBIコンサルタントの地位は上がってきているのではないでしょうか。
きっと転職市場でも需要はあるはず!
そして今後ニーズが高まり人材不足になると予想されるBIエンジニア、BIコンサルタントの方へ、オススメの転職サイト・転職エージェントをご紹介します。
今の職場から抜け出したい方や、大幅な年収アップを狙っている人は、是非この記事を最後までお読みください。
BIツールについて
BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールは、会社に蓄積されていくデータを収集・統合・加工して、ユーザーが見たい分析したい情報を視覚的に見せるツールです。
データ量が大きいけれどもサクサク動かせることや、経営や業務に関連するデータを複数同時に閲覧(ダッシュボード化)することができ、またデータがビジュアル化されていることにより分析が行いやすく、意思決定のスピードを早めることができます。
企業に蓄積するデータはまさに宝の山であり、「石油よりも蓄積されたデータの方が価値が高い」とTableauは比喩しています。
エンジニア以外でもデータのグラフやダッシュボードを活用できる環境になってきてから、急速に普及し始めそのBIツールの価値を高めています。
BIツールの市場動向
BIツールの市場動向はいかがでしょうか?
以下の、BI ツールの市場予測のレポートをご覧頂ければ分かるように、市場は右肩上がりです。
・2020年度は、対前年度比114.2%の3,977億円の見通しと好調。2025年度には、7,368億円市場へと成長。
・2025年度までの年率平均成長率は13.3%増。コロナ禍でのサービス形態・需要の変化や、DX化の流れで成長加速。
またSEをはじめとしたIT人材について、2030年には最大79万人が不足すると言われています。
IT人材不足が深刻化している中、BIエンジニアやBIコンサルタントの市場価値は今後高まっていくものと予想されます。
BIエンジニアとBIコンサルタントについて
BIエンジニアとBIコンサルタントについて、両者の違いが分かりづらいかもしれませんので、簡単に説明します。
・BIエンジニア:
BIツールの導入やシステム実装を行うエンジニア。データ抽出・加工〜レポート作成、BIダッシュボードの開発を行う。
・BIコンサルタント:
BIシステムの設計、クライアントへの提案、プロジェクト推進・管理、(人材育成、教育)を行う。
企業で一から導入するとなると、BIシステム設計〜プロジェクト推進・管理、社内のデータ連携、レポート・ダッシュボード作成、ユーザーへのBIツール使用説明会の実施まで、全ての工程を行っている人も中にはいるのではないでしょうか?
BIエンジニアかつBIコンサルタントの仕事を同時に両方行ってBIツールの導入を成功させたとなると、そのスキルは更に市場で評価されるものとなるでしょう。
BIスキル(Tableau、Power BI等)が活躍する主な業種について
BIツールを扱えるBIエンジニアやBIコンサルタントが活躍できる場は一体どのような業種があるのでしょうか。
レバレジーズテックや スタンバイという転職サイトで、求人情報一覧を見てみました。
(正社員、年収900万円以上の条件で検索し、約200件ヒット)
- BIスキルが活躍する主な業種
①: Tableau Japan(Salesforce)
・Solution Engineer :ビジネスインテリジェンス、複雑なデータソース、ETL (抽出、変換、格納)などの深い技術的知識とスキルを駆使して複雑なデータが関わる案件を専門とする、Tableau と契約するすべての企業との重要な技術的な窓口
②: コンサルティングファーム
・社内のデータ基盤の再構築~分析体制の強化や、AIなどの先端技術のビジネスとのコラボレーションをしたいというニーズに対してコンサルティングサービスを行う
③: 経営企画
・グループ全体の経営に関するKPI/KGI指標の考案および可視化/ダッシュボード化、アドホックな分析による経営の意思決定のサポート
④: 監査法人、内部監査
・IT活用による内部監査業務の高度化・効率化の企画・立案・推進業務
データ分析基盤(DWHなど)運用経験や、SQLを用いた業務・開発経験などがあれば、データエンジニアやデータアナリストとしても活躍することが可能だと思います。
システム系がメインではない業種を経験しており、BIツールはサブスキルとして所持している方であれば、その活躍の場は更に大きく広がる可能性があります。(会計や監査の深い知識があり、BIツールもかなり扱えるとなれば監査法人にとっては魅力的です)
自分の市場価値ってどのくらいあるの?
ところで、皆さんはどうしてBIツール(Tableau、Power BIなど)の転職に関する記事を見ようと思いましたか?
私は今働いている会社が急に倒産した時に、「本当に自分の会社で培ってきたスキルで転職できるのかが不安…」と考えていますし、嫌な上司に当たった時に「いつでも辞めてやる!」と考えながら仕事をしたいと思っている人間です。
そのため、常に自分の市場価値が気になっています。
皆さんの中でも、以下のように考えている人も多いのではないでしょうか?
- 今の仕事にもそろそろ飽き飽きしてきたから、新しい業界に行ってみたい
- この疲弊した職場から抜け出したい
- 自分のBIエンジニア、 BIコンサルタントとしての市場価値が知りたい
- 今の業務内容だと、今後AIなどに負けて仕事がなくなってしまいそうな不安がある
- なんとなく
…etc
人によって色々理由はあると思いますが、この記事を見たのは心のどこかで今の環境を変化させたいと思っているからではないでしょうか。
もしかしたら皆さんの中で、
「自分は仕事が出来ているはずなのに、BIツールの大切さを知らない上司が全く評価してくれない…」
「会社が自分の技術力を活かせる部署に異動させてくれない…」
なんて嘆いている人もいるのではないでしょうか?
「自分のこのBIダッシュボード作成能力って、実は社会で結構評価されるのでは?」と考え始めている人もいるかと思います。
転職サイトや転職エージェントでは、そういった自分の市場価値を客観的に分析してくれます。
BIツール導入や作成を通じて業務効率化、業務改革を経験した皆さんは、間違いなく価値は高いです。
自分の周りの人の勝手な評価に惑わされないで下さい。
BIツールという新しいシステムに付いていける人は、実はそう多くないと思っています。
私の会社でもBIツール作成担当者として複数人がアサインされましたが、結局残ったのは私だけでした。
他の人は自分の仕事が忙しいとかこつけて、BIツールにほとんど触れなくなりました。
最初は数十人とBIツール作成の操作説明会に出ていたにも関わらず、BIツールを操作しない期間が長くなるについてBIレポート、BIダッシュボード作成が億劫になってしまい、最終的にはほぼ全員挫折しました。
おそらく、みなさんの多くは会社でBIツール導入やBIダッシュボード作成以外の業務を持っている人が多いのではないでしょうか?
特定のシステムしか知らない人は、経営の課題を見つけて欲しいと言われた時に対応することが難しいように思います。
実際の業務を関係者にヒアリングしながら、課題抽出のためのBIダッシュボードを作成できる人の価値は今後高まることは必至でしょう。
BIエンジニア、BIコンサルタント向け オススメの転職サイト・転職エージェント
上で色々とBIエンジニア、BIコンサルタントの需要などの説明を聞いたけれども、では一体どこの転職サイトや転職エージェントに登録すれば良いのでしょうか?
そこで、私が自信を持ってオススメする「BIエンジニア、BIコンサルタント向けの転職サイト・転職エージェント 厳選3社」をご紹介します。
自分の市場価値を知ることも出来ますし、転職市場の動向も把握することが可能です。
BIツールの需要が高まっていく予想が容易につく今、転職サイト・転職エージェントに早々に登録しておいた方が良いです。
結局いつかは登録するので、この機会に全て登録しておきましょう。
後で登録するのが面倒になってしまいます。
転職サイトや転職エージェントは「3社」登録してあれば十分です。
それ以上は対応が面倒になるでしょう。
逆に1、2社であれば、担当者によって当たり外れが出てくる可能性が高いので、最低でもこの3社は登録しておきましょう。
また、1、2社だけの登録だと自分にとって「絶好の求人」を逃しかねません。
※登録は、1件あたり5分もかかりません
行動できない人は自分でチャンスをドブに捨てています。
また、「転職エージェント」の場合は是非一度お話を聞きに行ってみて下さい。
プロに話を聞いた方が、客観的に自分の市場価値を知ることができますし、何よりも生の転職市場の状況を教えてくれます。
百聞は一見にしかず。行動を起こしましょう。
勤め先を登録すれば、強固な守秘義務から情報が漏れることはありませんのでご安心を。
マイナビ IT AGENT
マイナビは説明しなくてもわかる程有名でしょう。
マイナビ IT AGENTは、マイナビのITエンジニアに特化した求人サイトです。
第二新卒や20代や30代の求人が多く、サポートが手厚くなっています。
大手企業で求人数が多く、また表に出ることが少ない非公開求人数も多いため、必ず登録すべき転職エージェントです。
※クリックで公式サイトへ移動します
※マイナビのプロモーションを含みます。
DODA(IT)
DODA(IT)は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。
IT知識が豊富で業界歴も長いキャリアコンサルタントが数多く在籍しています。
提案力・求人数ともにトップレベルで、また「悪い口コミ」も見当たらないので、担当者の当たり外れが少ない優秀なエージェントです。
首都圏の20代・30代にも強いのはもちろんですが、地方での転職や高齢での転職も強く、dodaであれば案件が見つかる可能性が高いです。
IT業界独特の転職相談はもちろん、各業種の特徴や今後の業界の流れなどを把握した上で、その人に合った求人を紹介を行ってくれます。
※クリックで公式サイトへ移動します
レバテックキャリア(レバレジーズテック)
レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化しており、クリエイティブな仕事やフリーランス向けの仕事なども扱っています。
求人数はIT業界でトップクラスです。
担当アドバイザーは専門性の高い方が多いため、BIツール関連の仕事についての相談であれば、じっくりと転職先を相談しながら転職を進めていくことができます。
また、レバテックキャリアには現場の声や情報が多く入ってくるため、実際に働くとどのような環境なのかということがイメージしやすいことでしょう。
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転職サイト・転職エージェントまとめ
上で紹介した転職サイト、転職エージェントをまとめます。
最後に
転職エージェントや転職サイトに登録することは、自分の市場価値が分かる良い機会だと思います。
普段は自分の周りの評価しか聞くことはできませんが、それが正しい評価かは分かりません。
またITの業界だと技術の移り変わりが早いのと、転職市場が他の業界よりも非常に流動的であるため、やきもきしている間に他の誰かに魅力的な企業の内定を取られてしまいます。
転職のプロに客観的に自分を判断してもらい、自分には今何が足りないかと言うことを早い段階で知ることが必要です。
この記事が、皆さんの将来のキャリアパスに少しでもお役に立てれば非常に光栄です。