ecoslymeです。
RPA(Robotics Process Automation)のという言葉は聞くけれども、具体的にどんな業務に対してロボット化ができるの?
そんな疑問を持つ方もいると思います。
そこで、今回は業務のRPA化が一番期待されている人事部門での、RPA化が可能と思われる業務をまとめてみます。
自社の業務でRPA化出来るものはないか確認してみましょう。
WinActorについて更に知りたい方は、参考書が出版されていますので購入されてみてはいかがでしょうか。理解が倍速で早まります。
人事部門での具体的なRPA活用ができる業務内容
それでは早速、人事部門で具体的にRPAが活用できる業務内容をまとめます。
RPAとしては以下のような内容が得意であり、それらの作業を行う業務が洗い出されていることになります。
- 同じような業務を繰り返し行う反復作業
- 明確な判断で仕分けられる作業内容
- 単純な作業で長時間行われ、人が行うとミスが多く起こる業務
- 毎回挙動の違うシステム(例:画面に書かれた文字(コピー不能)や絵の転機入力など)を利用しない業務
No. | 業務内容 | 主な業務 | |||
1 | 戦略 | 人事KPI | |||
2 | 採用 | 採用活動 | 入社関連準備 | 契約社員管理 | 雇用契約関連 |
3 | 教育・育成 | 採用試験実施 | |||
4 | 評価 | 人事評価の実施案内・管理 | 評価会議・評価調整 | 評価結果反映 | |
5 | 人事異動 | 人事情報更新 | |||
6 | 退職 | 退職関連書類処理 | |||
7 | 身上異動 | 家族情報処理 | 住所変更情報処理 | 申請ミスの確認 | |
8 | 勤怠 | 勤怠情報収集 | 勤怠情報管理 | 年次有給休暇付与 | 長時間労働者へのメール |
9 | 通勤関係 | 通勤交通費の変更処理 | 適正経路の確認 | 定期券金額の確認 | 記入漏れの確認 |
10 | 報酬 | 月例給与計算 | 賞与計算 | 年末調整 | |
11 | 休職 | 休職情報処理 | |||
12 | 福利厚生 | 社宅管理 | 慶弔・災害処理 | 財形・持株 | |
13 | システム | システム管理 |
最後に
今回は人事部門の業務内容についてまとめました。
会社によって同じ業務でも様々なやり方で作業している場合も多いと思います。
RPA化を検討する際に重要なのは、まず本当にRPA化をする必要があるのか、この業務をそもそもやらなくて良いのではないか、ということも改めて考えることです。
また、自社のやり方が他社に比べて非常に複雑となっている、と気づいたのならそのやり方を抜本的に変えてみることも検討してみてはいかがでしょうか。
自社の業務の客観視という新たな視点が生まれてきますよ。
そして最終的にRPA化が必要となれば、ぜひRPA作成に取り掛かってみて下さい。
最初は面倒ですが、後々非常に効果を発揮してきます。
RPAは作成も面倒ですが、その後のメンテナンスも課題となってきます。
このメンテナンスを最小限にすること、RPAの作成でも無駄な動作はそもそも発生することを無くしてから始めるのがRPAマスターへの近道だと思います。
この記事が皆様の業務効率化にお役に立てれば非常に幸いです。