【USCPA】USCPAに受験資格はあるの? 海外の大卒でなくてもOK!

ecoslymeです。

最近USCPAという資格が気になっている。けれども、どんな資格か得体が知れない。

USCPA(米国公認会計士)というくらいだから、海外の大学を卒業していなければダメ?受験するのには特殊な環境が必要?

そう思う方も多いと思かもしれません。実際のところどうなんでしょうか?

この記事では、USCPAの受験に必要な受験資格がどのようなものか説明させて頂きます。

 

USCPAの受験資格について

 

USCPAの試験は全米共通の試験ですが、受験資格は州ごとに異なります。

ここでは、日本人にとって受験するのに便利な州をご紹介します。

 

アラスカ(Alaska)州

私はこのアラスカ州で出願しています。

  • 4年制大学の学位
  • 会計15単位

受験資格は非常にゆるいです。

4年制大学の学位は日本の4年制大学を卒業していればOKです。

会計15単位が必要となります。

後述しますが、基本的に日本で財務部経理部、その他似た業務を行う管理部門の人たちはこのアラスカ州に出願することになると思います。

 

グアム(Guam)州

次はグアム州について見ていきましょう。

2011年に日本で受験ができるようになるまでは、この州で受験する人が多かったようです。

飛行機代がバカにならないので、恐らく2科目以上同時に受験しに行く人が多かったのかと思います。

グアムまで行って受験して、少し遊んできて帰ってくる。すごい楽しそうですね。

 

  • 4年制大学の学位 ※短大・3年制大学を卒業の方も受験可能
  • Upper Division(※)に該当する会計24単位
    ※初級レベルを超える科目で、米国大学の3・4年次で履修する科目。日本国内で取得した科目については、学歴評価機関の判断に委ねられる
  • ビジネス24単位
  • 受験条件を満たさずとも見込み受験が可能だが、初回受験から18ヵ月以内に上記条件を満たす必要あり

 

アラスカ州よりも必要な単位が多いですが、短大3年制大学を卒業した人も受験が可能になります。

日本で財務部経理部、その他似た業務を行う管理部門の人たちはグアムではなく、条件のゆるいワシントン州で出願したほうが初回受験が早いのでそちらのほうが良いです。

営業など会計関係の経験のない人はこの州で出願することになると思います。

 

必要な単位について

ワシントン州でも会計15単位が必要… 詰んだ…

そんなことはありません。

 

私はバリバリの理系だったため、もちろん文系科目の会計の単位なんてあるわけないです!

どうしたかというと、予備校で足りない単位を取得しました。

 

日本の大学を卒業した社会人にとってこれは本当に助かるシステム。。。

 

私の通っていたアビタスAbitusという予備校では、そういった方のためにアメリカの大学と単位取得プログラムの提携をしているため、Webテストを受験するだけで単位が認められます

 

予備校(アビタス)での単位認定について

 

アビタスでは、カリフォルニア州立大学イーストベイ校(California State University East Bay:CSUEB)と提携しており、アビタスでの学習を通じて、米国大学の会計・ビジネス単位が取得できます。

 

逆に言えば、必要な単位のない人は予備校に通うことがほぼ必須でしょう。

 

忙しい社会人にとって、自分で不足している必要な単位を揃えるとなるとほぼ無理なのではないでしょうか。仮にできたとしても、その時間を勉強に割きたいですね。

 

単位の取得は至って単純です。例えばFARの講義を受講してFARの内容を把握した後、アビタスのマイページから1時間の試験Webで受験すれば良いだけです。

受験できる時間は決まっていますが、複数ありますので好きな時間で予約すれば良いだけです。

 

日曜日は受験できないことに注意ですが、あまり気になりません。

 

また、30問(全て四択)のうち15問位は問題集から出題されていました。他の15問は頑張って解く問題ですが、正直そこまで難しくありません。このレベルを突破できなければ試験合格は難しいでしょう。

 

1つの試験2〜3単位を取得することができます。

ですので、勉強しながら効率よく不足している単位を取得することが可能になります。

 

ライセンス取得要件について

さて、ここで注意なのが受験時に受験資格が必要なだけでなく、USCPAではライセンス取得にも必要な要件があります。

これも州によって違います。

 

アラスカ(Alaska)州

2001年1月以降に4年制大学卒業の場合

  • 4年制大学の学位
  • 総取得単位150
  • 会計15単位

2008年1月以降に4年制大学卒業の場合

  • 4年制大学の学位
  • 総取得単位150
  • 会計24単位
  • Business Law 3単位
  • Economics 3単位

Statistics/Computer Science/Mathのいずれか3単位

 

実務経験

  • 一般企業、政府系機関、会計事務所のいずれかでの実務
  • 会計業務、監査証明業務、調製業務、アドバイザリー業務(マネジメントやファイナンス等)、税務、会計コンサルティング業務などの実務
  • USCPA(直属の上司)の下での実務

実務経験証明は、直属の上司かつUSCPAホルダーが行う。
※実務経験証明書は米国大使館や公証人役場にて公証を受ける必要あり
※実務経験証明書は、サインをした上長(USCPAホルダー)が直接アラスカ州に送付する必要あり。

え、こんな実務経験無いよ。。。

そのような方々も多いのでは無いでしょうか。

 

また、実務経験証明なんて上司がUSCPAでないとダメってもう無理じゃん。。。

アラスカ州は受験資格はゆるいですが、ライセンスの取得要件が厳しいです。

 

じゃあ試験受かってもライセンスは発行してもらえないの…?

そんなことはありません。

 

ワシントン(Washington)州

  • 1年2,000時間以上の実務経験
  • 会計業務(経理、財務、税務など)に関するものであれば、監査法人や会計事務所に限らず、(米国外を含む)一般事業会社での経験も認められ得る。
  • 実務経験の認証者は、USCPAライセンスホルダーであれば、直属の上司である必要はない。
    (社外の人であってもよい。
  • 他州で合格した後に、ワシントン州に合格実績を移し、ライセンス取得をすることもできる。(2019年現在)
  • 学歴要件:会計24単位(うち15単位はUpper divisionの必要あり)、ビジネス24単位が必要。(後付け可能)

救済措置とも言える州ですね。ワシントン州

 

ワシントン州は受験資格がアラスカ州よりも少し厳しいですが、ライセンスの取得要件はゆるいんです。

 

会計業務の求められる実務は結構ゆるいです。私は財務や経理でもないですが、無理やり(って程でも無いですが)認めてもらいました。

極め付けに、実務経験の認証者は社外の人であってもOKって、、、

 

仮に転職を考えている人にとっては秘密裏に資格を取れるって条件はありがたいのではないでしょうか?

日本人に多いのが、アラスカ州受験して、試験合格後にワシントン州へ合格実績をTransferしてライセンス取得するという流れかと思います。

ポイントとしては、アラスカ州出願時には会計15単位でOKですが、ワシントン州へのトランスファー(ライセンス取得)の時点では、会計24単位ビジネス24単位が必要です。

 

グアム(Guam)州

それではグアム州はどうなんでしょうか。

  • 総取得単位150以上の場合 1年(2,000時間)
  • 総取得単位150未満の場合 2年(4,000時間)
  • 会計業務(経理、財務、税務など)に関するものであれば、監査法人や会計事務所に限らず、(米国外を含む)一般事業会社での経験も認められ得る。
  • 実務経験の認証者は、USCPAライセンスホルダーであれば、直属の上司である必要はない。(社外の人であってもよい。

 

ここもワシントン州と同様に、実務経験の認証者は社外の人であってもOKです。

ですが、実務経験が無い人はどうすれば…?(上の章で、実務経験の無い人はグアム州での受験をおすすめしました)

 

Active License

  • 会計系統の実務が1年以上必要。

Inactive License

  • 実務経験不要
  • 名刺に記載する場合は、USCPAの後にInactiveを併記する必要あり

 

実務経験が無い人でも「Inactive License」というかたちでライセンス取得することが可能です。

 

また、Incativeという文字はありますが、名刺にUSCPAと記載することが可能です。

 

州によっては、USCPAの試験に合格しても数年ライセンス登録をしていないと失効させられる場合があるようなので(制度があるだけで、実例は無い可能性あり)、その心配がなくなります。

 

受験資格とライセンス取得要件についてのまとめ

以上のことをまとめます。

実務経験者(会計関係の実務があるひと)

  • 出願ワシントン州ライセンス取得ワシントン州

実務未経験者(営業など)

  • 出願ライセンス取得グアム州で行う ※Inactive Licenseとなる

 

出願時の受験資格について

  • 出願時に受験資格が無い人は予備校へ通うことで、出願に必要な単位が取得可能
  • 海外の大学を卒業している必要はなく、日本の大学卒業でOK

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

 

最初から出願要件を満たしている人は少ないのではないでしょうか?

予備校があることでUSCPAの受験やライセンス取得のハードルが大きく下がると思います。

 

費用はかかってしまいますが、見返りは非常に大きいです。

地団駄を踏んでいないで、新たな世界に挑戦してみてはいかがでしょうか。