ecoslymeです。
Webでサービスを開始して収益を伸ばしてしていきたいとき、皆さんは何をしますか?
思いつきや、周りがやっていることを真似して成長させていくのも正解です。
ですが、そんな思いつきで収益化できれば良いですが、まぐれの可能性があり、次に思いつきで考えたことがヒットするとは限りません。
目的もなく、ニーズもないのに自分が思いつきで考えたことを実行しても誰も相手にしませんし、時間の無駄です。
この記事では、AARRR(アー)について紹介します。
適当な名前ですが、考え方はしっかりしているのでご安心ください。
海賊の叫び声を模していることから”アー”と発音しており、Pirate Metrics(海賊指標)とも呼ばれています。
2000年代の急速なインターネットビジネスの起業や多様化を大航海時代に例えています。
成長戦略のための「AARRR(アー)」
それでは早速、AARRR(アー)についてご紹介していきます。
AARRRは、商品やサービスの成長促進に特化しています。
ユーザー行動の変化をより詳細に分解し、その成長段階を可視化することで現在のビジネス状況の確認が出来、課題を抽出し易くしていきます。
AARRRの具体的な中身は以下の5つです。
・Acquisition(獲得)
・Activation(活性化)
・Retention(継続)
・Referral(紹介)
・Revenue(収益)
5段階の英語の頭文字をとって、AARRRとしています
Webサービスでユーザーのアクセスを集め、Webの利用開始により活性化させ、リピーターの利用率を高め、紹介制度で拡散して、収益の最大化を目指していく、という5つのステップとなっています。
AARRRのメリット
AARRRのメリットについて述べていきます。
大きな観点から言えば、現状を段階分けし、可視化することによって課題が抽出できるということにつきます。
頭でもやもやが生じている場合、何をすれば良いのかわからないという状態ですが、それを整理するだけで問題解決に大きく繋がっていきます。
簡単に箇条書きします。
・単純なデータ解析からより高度な解析へ繋げられる
・商品開発やマーケティングの課題が明確になる
・Webサービスがどの段階にあるかが可視化され明確になり、皆の共通認識を確立できる
・組織として戦略の立案や実践が行いやすくなる
・各段階で求めるべき姿を明確にして部分改善をすることで、結果として全体改善に繋がる
フレームワークに沿った分析は、思考の整理≒解決となることが非常に多いです。
思考の整理がどれほど重要かお分かり頂けると思います。
AARRR分析の例
それでは、具体的にAARRRの例を考えてみましょう。
Webサービスに特化したフレームワークですので、ブログで収益を最大化するためにはどうすれば良いかという観点で説明します。
各々のAARRRに対して、目的、指標(KPI:Key Performance Indicator 重要業績評価指標)を設定していきます。
AARRR | 目的 | KPI(指標) |
Acquisition(獲得) | 新規ユーザーの獲得 | PV数、新規ユーザー数、読者数 |
Activation(活性化) | ユーザーの活性化 | 離脱率、直帰率、平均セッション継続時間 |
Retention(継続) | ユーザーの継続利用 | リピーター数、1ユーザーあたりのセッション数 |
Referral(紹介) | 他ユーザーへの紹介 | 被リンク数、Twitter リツイート数 |
Revenue(収益) | 収益の最大化 | 広告クリック数、商品購入数 |
上の表は現状分析の表になります。
ここで終わらせてはいけません。
この5つのステップで、各々解決策を考えていきます。
AARRR | 解決策 |
Acquisition(獲得) | 広告を行う、SEO対策をする、SNS発信をする |
Activation(活性化) | 記事の中身を充実させる、文字数を多くする、内部リンクを増やす、ユーザー同士の交流 |
Retention(継続) | 再度訪れたい内容にする(続編を作る、特典を付ける、当記事内でのみ利用可能なアプリを作る、メルマガを配信する、毎日記事を配信する) |
Referral(紹介) | SNSで紹介してくれる内容にする(特典、有用な情報、インスタ映え) |
Revenue(収益) | 客単価UP、紹介商品を増やす、記事との関連ある商品を紹介 |
解決策はここで記載しているだけではありません。
もっとそのブログにあった解決策があるはずです。
ここは頭を使って考えてみて下さい。
最後に
いかがでしたか?
AARRRの5つの段階のうち、どこに課題がありそうでしたか?
私はまだ最初のA(Acquisition)の段階です。。。
集客は非常に難易度が高く、ここが突破できなければその次のARRRを考えても効果は薄いです。
多くのブロガーもここが突破できず、3カ月以内に挫折してブログをやめてしまいます。
「継続は力なり」と大昔から言われてきていますが、今の今まで言われているのもやはり効果的だからなのでしょう。
無心で私も頑張ってみたいと思います。
他の主要なフレームワークについては、以下の記事にまとめていますのでご覧下さい。
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