ecoslymeです。
最近何かと知名度が上がってきているUSCPA(米国公認会計士)ですが、大学生の間でも人気が出始めています。
従来は社会人が仕事をしながらUSCPAの勉強をして資格を取得し、監査法人などの企業へ転職するパターンが多かったですが、近年では就活のネタとしても大学生に人気な資格となってきています。
大学生でUSCPAを勉強して、一体どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
この記事では、大学生がUSCPAの資格を勉強したり・取得して意味があるのかどうかについて、様々な視点から解説していければと思います。
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目次
大学生がUSCPAを勉強するメリットとデメリットのまとめ
早速ですが、大学生がUSCPA(米国公認会計士)を目指すメリットとデメリットについて簡単にご紹介します。
USCPAについてそもそもあまり知らないという方は以下の記事をご覧ください。
- 大学生がUSCPAの勉強をするメリット
①:英語と会計の知識が高水準であるアピールになる
②:キャリアの幅が大幅に広がる
③:最強の後ろ盾ができ、いつでも当たって砕けられる
④:日本の公認会計士より時間がかからない(USCPA:約1,500時間、公認会計士:約3,500時間)
⑤:合コンで人気材料になる
- 大学生がUSCPAの勉強をするデメリット
①:貴重な大学生活の楽しい時間が減る
②:監査法人に評価されない可能性がある
③:予備校費用の捻出がネック(100万円以上)
④:実務経験不足をカバーする必要がある
大学生がUSCPAを勉強するメリットとデメリットの各々の項目について、下の章で詳細に説明させて頂きます。
大学生がUSCPAを勉強するメリット
大学生がUSCPAを勉強するメリットについて、5つの項目を説明します。
①:英語と会計の知識が高水準であるアピールになる
社会人のビジネスの3種の神器と言われているものが「IT、英語、会計」です。
USCPAはこのうちの2つ「英語、会計」が同時に取得できるので、絶大なスキルアップになります。
(ちなみにUSCPAの中にITを勉強する項目もありますが、ガチなITというわけではありません)
英語は今後のグローバル化に伴い必須となるスキルでしょうし、会計についてもたとえ営業職であっても将来管理職になると嫌でも知らなければならない知識です。
営業は会計の知識がなくても大丈夫と思っている人は、将来マジで苦労するので考えを改め直してください。
管理職(課長など)になると、自分の課のPLを把握しないといけないし、上長へPL内容等を報告しなければなりません。
売上から営業利益までその内容を理解していないと、部長などからはバッテンの評価を貰うことになるでしょう。
(管理部門はもちろん会計知識は知っていて然るべきなので、特にコメントはしません)
②:キャリアの幅が大幅に広がる
大学生のうちにUSCPAを勉強していれば、営業であれ、管理部門であれ、監査法人であれ、職業の選択肢が広がります。
新卒で入社した会社と自分の性格が合わないとか、管理部門に行きたかったのに営業に行かされたとき、USCPAの勉強知識を生かして管理部門へ異動できる可能性も出てきます。
USCPAを取得していれば、管理部門(財務、経理、経営企画など)への異動は圧倒的にしやすくなるでしょうし、「営業が嫌だからあいつは異動させられた」と後ろ指を刺されることはありません。(逆に尊敬の眼差しになります)
さらには、企業での社会人経験も買われて監査法人への転職も可能になります。
上のような状況になった際、大学生の時にUSCPAの勉強をしていれば、精神的に苦しまなくて済む逃げ道が出来るのです。
学生のうちにUSCPAを勉強しておき、社会人になってから資格を取得すれば、転職する時に「仕事をしているかたわら、USCPAを取得しました!」と仕事と勉強のアピールをすることもできます。
③:最強の後ろ盾ができ、いつでも当たって砕けられる
USCPAの資格を持っていれば、正直監査法人への転職のハードルはかなり低くなります。
入社した会社で上司のパワハラが酷かった場合、USCPAのような資格の後ろ盾がない場合は、そのパワハラを甘んじて受け入れ、精神的苦痛を味わい続けなければなりません。
しかし、USCPAのような強い後ろ盾があれば、いつでも辞めて転職できるので強気に出ることができますし、心の余裕ができます。(USCPAの知識もあるので、仕事も同期より早く理解できるようになります)
逆にそのような強気な態度が会社で評価される場合もあります。(これはマジで不思議、、、)
ちなみに、高すぎた理想を持っている人(いわゆる意識高い系の人)にとっては、社会人になった時にギャップが耐えられなくなり、やりたいと思っていた仕事を辞めたいと思う人が多々いますので、マイナス思考も考えておく必要があります。
④:日本の公認会計士より時間がかからない(USCPA:約1,500時間、公認会計士:約3,500時間)
日本の公認会計士は、3,000〜4,000時間位かかると言われていますが、USCPAの場合は1,500〜2,000時間程で取得することができます。
詳しい勉強時間や公認会計士との比較に関しては、以下の記事でご紹介していますのでご覧ください。
ecoslymeです。 このページではUSCPA(米国公認会計士)の資格をするのに必要な勉強時間について、私の経験を元に公開させて頂きます。 困っている人USCPAの資格が気に[…]
ecoslymeです。 私のブログでは、主にUSCPA(米国公認会計士)についてご紹介していますが、公認会計士(JCPA)とどう違うのか気になる人もいるのでは無いでしょうか? USCPA […]
大学生という貴重な時間を有効に利用することができます。
⑤:合コンで人気材料になる
アメリカの公認会計士となると、合コンでの食いつきはかなり良いです(笑)。
公認会計士ですし、アメリカの資格ということから将来は駐在とかしたりするのでは?
というグローバル感のオーラを放つことができます。
また、合コンの際に話のネタ(自慢しない感じで笑)として広げることもできます。
正直この合コンでモテる目的だけのために、取得を目指す人も多かったりするのかもしれません(そんなことないか笑)。
大学生がUSCPAを勉強するデメリット
今度は逆に大学生がUSCPAを勉強するデメリットについてご紹介します。
①:貴重な大学生活の楽しい時間が減る
大学生は人生でおそらく1度しか味わうことができない貴重な4年間で、人生最後の青春です。
社会人になっても大学生の時の生活の話をする年配の方も多いくらい、思い出が詰まる貴重な時間です。
その貴重な時間をUSCPAの勉強という時間に割いてしまうので、そこまでの価値があるかどうかを自分で考えてください。
以下のいずれかの選択をしなければならないかもしれません。
① 今を楽しむ
② 将来楽しむために今苦労する
③ 今を楽しみ、さらに将来を楽しむため今も苦労する
私はUSCPAは社会人になってから取得しましたが、結構しんどかったので学生のうちに少しでもUSCPAの勉強しておけば良かったと思いました。。。
なかなか③を選択できる人は多くないです。
②:監査法人に評価されない可能性がある
新卒の場合、USCPAよりもJCPA(日本の公認会計士)の方が評価されると思います。
USCPAは社会人としての一般的なマナーや、新卒から監査法人で働いている人が持っていないビジネススキルを期待しています。
人手不足と言われている監査法人では、新卒でもUSCPAが欲しいと思っている法人も多々あると思いますが、社会人を経験しているUSCPAの人に比べると見劣りしてしまうと思います。(会社で仕事しながらUSCPAを取得するという要領の良さ、やる気、能力が評価される)
そのため、新卒で監査法人に入りたいとなるとUSCPAではなく、日本の公認会計士を目指した方が良いかと考えています。
しかし、日系企業や外資系企業の管理部門としては、英語が強い、大学で勉学に勤しんでいるというアピールがあるので企業側にとっては気になる存在となることは間違い無いでしょう。
③:予備校費用の捻出がネック(100万円以上)
大学生にとって一番ネックになるかもしれませんが、USCPAの資格取得までにかかる費用は100万円を超えてしまいます。
この費用をバイトで稼ぐとなると非常に難易度は高いので、親からお金を借りて受講する形になるかと思います。
ですが、大学でUSCPAの受験に必要な資格を一部取得することもできるので、少しだけ費用を削減することができます。
私がUSCPA取得にかかった具体的な費用に関しては、以下の記事をご覧ください。
ecoslymeです。 USCPAに興味はあるけれど、周りで受講している人はいないので、実際いくらかかるか分かりません。 AさんUSCPAに挑戦したいけど、費用はどれ程かかるの[…]
USCPAを受験するためには、大学の単位が必要になります。
州によってその要件が異なりますので、以下の記事を参考にしてください。
ecoslymeです。 最近、USCPAという資格が気になっている。けれども、どんな資格か得体が知れない。 USCPAに興味がある人USCPAに興味あるけど、結局海外の大学を卒[…]
ちなみにUSCPAの予備校としては、Abitus(アビタス
費用が安いからと言って別の予備校を選んでしまうと、合格できなかったり、挫折しやすいので全くお勧めはしていません。(結局その後アビタスに入校しているパターンが物凄く多いです)
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④:実務経験不足をカバーする必要がある
USCPAの場合、どうしても実務経験の知識が不足してしまいます。
日本の公認会計士も同じではあるのですが、理論しか知らない頭でっかちな人と思われないために、Webでその実務経験の不足をカバーできる知識を身に付けるのも一つの手になります。
経理の仕事がどんなものなのかのイメージを持つために、一度以下のサイトに登録(初月無料)して、雰囲気を味わってみると良いと思います。
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最後に
いかがでしたでしょうか?
大学生のうちに少しでもUSCPAの勉強をしておくと、将来かなり助けられます。
社会人になってから違う道に進みたいと思っても、今の仕事が忙しいから資格を勉強する時間がない、という負のループに陥らずにすみます。
大学生のうちにUSCPAに合格する必要はありません。
メルカリやヤフオクなどで教材を購入して一通り勉強さえしておけば、社会人になってお金が溜まってから予備校へ通い資格を取得するという方法もあります。
将来後悔しないために、今のうちからやれることはやっておきましょう。
ちなみにUSCPAに興味が湧いた方は、予備校のアビタス
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