【USCPA】資格取得の本当の難易度を解説。費用はいくらかかる?

ecoslymeです。

USCPAとはなんなのか、またUSCPAの資格取得にかかる勉強時間はどれ程かということを別の記事でご紹介させて頂きました。

 

この記事では、USCPAの資格取得の本当の難易度についてご紹介させて頂ければと思います。

私が実際に受験してみて感じたことも織り交ぜながら分析していきたいと思います。

 

私が実際にかかったライセンス取得までの費用もご紹介しています。

 

USCPA 資格取得の難易度

 

資格取得の難易度について、複数の切り口から見ていきたいと思います。

 

受験資格

日本の公認会計士と違い、USCPAでは大学を卒業していることが前提条件です。
<学位要件>

・一般的に、4年制大学卒の学位である「学士号(Bachelor Degree)」以上を取得していること。

※州によっては、学位要件が無い州もあり

 

<単位要件>

・大学(院)、短大などで、「会計単位」、「ビジネス単位」を一定数以上取得していること。

 

勉強時間

別の記事で紹介させて頂きましたが、USCPAの資格取得にかかる一般的な時間は、1,500時間〜2,000時間となります。

下記URLに詳細を記載していますので、こちらをご覧下さい。

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受験者層

例えば、東大受験の二次試験(センター試験合格後の東大独自の試験)での受験倍率は、以下のように2.5倍〜3.5倍です。

理科Ⅰ類:2.5倍、理科Ⅱ類:3.5倍、理科Ⅲ類:3.5倍

文科Ⅰ類:3.0倍、文科Ⅱ類:3.0倍、文科Ⅲ類:3.0倍

東大ということが隠され、この数字だけを初めて見れば3人に1人が受かるんだから難しくないだろう、と考える人も多いのではないでしょうか。

ですが実際はそんなことはありません。

東大2次試験までには、センター試験を受験しなければならずそこで点数が足りなければ足キリが行われます。そのため、上記のような綺麗な数字の倍率になります。記念受験すらできないのであれば、冗談で受ける人はほとんどいませんね。

 

同じようなことが資格試験でも言えます。

USCPAの合格率は科目ごとで約50%の合格率となります。倍率で言えば2.0倍です。数字のマジックが隠されています。

東大受験まではいかないにしろ、受験者層のレベルは非常に高いと考えられます。

下記の表はAICPAが2014年に公表したUSCPA受験に関しての分析結果の一部です。

https://media.nasba.org/files/2017/01/2014JurisdictionBookNASBAWebsite.pdf

 

 

データは古いのですが、アメリカ在住の受験者(82,911名)は90.6%で、それ以外の国在住の受験者(8,589名)は9.4%です。

(意外なことに、男女比はほぼ半々です。)

アメリカ在住の受験者だけで90.6%ですので、おそらく英語が母国語の人は91%を超えるでしょう。

受験時の職業や職種については記載がありませんでしたが、海外での受験生は経済学経営学MBAを取得している人が大半のようです。

日本でも先の記事に記載したように、東大、京大、旧帝国大学、早慶、地方国立大、MARCHの人が大半となります。

これらの条件を見ると、英語が弱いと言われる日本人にとって、受験者層はかなりレベルが高いものになることがわかります。

 

資格取得にかかる費用

資格の勉強となると独学では難しく、資格取得にかかる費用も難易度に入れなければならないと考えます。

私が通っていたAbitus(アビタス)の受講費用などを下にまとめます。

 

項目費用備考
アビタス受講料約75万円必要な科目の単位を持っている人は、553,500円(税込)
受験手続き費用約3万円NIES学歴評価、大学卒業証明書発行料など
受験料約55万円初回出願料、受験8回(4回落ちています)。1回の受験料は約6.5万円程
アビタス模試約1万円アビタスの模試は4科目無料でしたが、2回Ver.アップされた模試を購入しました
ライセンス発行等費用約9万円Washington州ライセンス発行料、アビタスライセンスサポート、AICPA倫理試験教材、Washington学歴審査、Transfer費用など
合計約143万円ここまでかかっていたとは。。。

改めて計算してみると約143万円となり、恐ろしい額ですね。。。

余分に4回受験してしまったので、ちゃんと準備していけば約26万円は節約できました。

また、嬉しいことにUSCPAは教育訓練給付金の対象なので、約9万円が還付されました。

そのため、実際は143万円ー9万円=134万円 ということになります。

多くの社会人にとってこの金額はハードルが高いかもしれませんが、人によっては一生を変えることが出来る費用としては安いと捉えるかもしれません。

なお、TACの公認会計士の講義受講料は81万円でした。受験料は19,500円(1回のみ)、公認会計士の登録料等で約15万円のようですので、合計でも約100万円とUSCPAよりは若干安いです。

この金額を躊躇なく出せる人となると、親が金持ちか優良な会社に勤めている人が多いのでしょう。

 

試験問題の変更

試験問題が2017年4月から大幅に変更されています。

・BEC、REG:3時間 ⇨ 4時間

FAR、AUD、REG

(旧)MC:60%、TBS:40% ⇨ (新) MC:50%、TBS:50%

BEC

(旧)MC:85%、WC:15% ⇨ (新)MC:50%、TBS:35%、WC:15%

※MC:四択、TBS:文章題、WC:ライティング と考えて下さい

 

日本人にとって、TBS問題が増えることは英語を読む分量が増え、91%以上の英語ネイティブに比べてかなり不利になると考えられます。

また、AICPAの過去問を無料で解くこともできますが、最近の問題はあまりにも難しくなっていました。

過去の問題8割正解でしたが、最近の問題5割正解となり、絶望した覚えがあります。

TACの合格者を見てみると、2016年以前はMARCHなどの大学の方々がいましたが、最近ではほとんど見ません。東大や京大、早慶出身の方々ばかりです。

記載していないだけということもありますが、私としては試験の難易度上昇により本当に勉強の出来る人(地頭の良い人)しか受からない試験になってきているのではないかと考えています。

 

結論

USCPAの資格の難易度はかなり高いと考えられます。

合格までにかかる費用を捻出出来る人は、基本的に優良な会社に勤めていると考えられ、優秀な人材が多いと思います。

また、有名大学卒業や、英語が非常に強いことが前提条件となるので、一気にハードルが上がります。

仕事をしながら2年後半〜3年後半の期間、投げ出さずに勉強に集中するという忍耐力も必要です。

 

最後に

USCPAの資格の難易度は、予備校のマーケティングの上手さでハードルを下げられていますが、実際にはかなり高いです。

金額もバカにならないので、挑戦するとなると金額的なリスクも生じます。

ですが、それを乗り越えた先にはそれ以上の価値があります。断言します

皆様もUSCPAの資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。