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公認会計士・USCPAが中堅・中小監査法人に転職する理由【ワークライフバランス最高】

ecoslymeです。

 

学生の時必至に勉強して公認会計士の資格を取得した人や、社会人になってからUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得した人、現在は監査法人や企業の財務・経理などで働かれている方も多いのではないでしょうか。

 

公認会計士やUSCPAの資格を取得したら、給料も高く環境の良い会社で働いていることをイメージしていた方も多いと思います。

 

公認会計士
公認会計士の資格を取得したけど、ワークライフバランスが悪くてもう嫌だ!
USCPA
USCPAになったのに今まで以上に仕事が増えてしまい、残業時間の少ない会社に転職したい!

 

働く前は「激務上等!」と考えて就職や転職をしたかもしれませんが、「残業時間が長くて体力とメンタルが持たない。。。」と考える人は増えているみたいです。

 

そこでこの記事では、ワークライフバランスを重視したい公認会計士やUSCPAに一度は考えて欲しい、中小・中堅の監査法人への転職についてご紹介します。

 

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公認会計士・USCPAが中堅・中小監査法人に転職する理由

ベクター 死神

会計士がBIG4監査法人から中小・中堅監査法人へ転職する理由は一体何なのでしょうか?

 

BIG4の監査法人で働いている公認会計士やUSCPAの人は、高給だと思います。

 

例えば、BIG4の監査法人で働いている人は、数年経てば年収800万円は余裕で達成する金額です。

 

ですが頑張って稼いでも、仕事が忙しすぎてプライベートが充実しないと幸福度は一向に上がりません

 

年収が800万円(7.5万ドル)を超えるとそれ以上稼いでも幸福度は上がらない」という研究結果があるということは有名かと思います。

High income improves evaluation of life but not emotional well-being

 

そこで、ワークライフバランスを求めてBIG4などの大手監査法人から、中小・中堅の監査法人に転職する人が増えてきているようです。

 

特にBIG4で働いていた人にとっては、その大手での監査経験を大いに活かすことができます。

 

  • 中小・中堅監査法人について

監査法人の検索

2023年3月現在では、上場企業を監査する監査法人は133社あります。

この中でBIG4と呼ばれる監査法人(EY新日本、あずさ、トーマツ、Pwcあらた)を除いた129社がいわゆる中小・中堅監査法人です。

 

大手監査法人と中小・中堅監査法人の比較

ここで、大手監査法人と中小・中堅監査法人の比較をしてみたいと思います。

 

働き方や年収がどれほど違うのかなどを見てみたいと思います。

 

以下の切り口で考えてみます。

 

  • 大手監査法人と中小・中堅監査法人 比較の切り口(5つ)

①:年収

②:残業時間

③:仕事の幅

④:キャリア

⑤:副業

 

他にも切り口はあるかもしれませんが、ワークライフバランスや収入の観点を中心に比較していきたいと思います。

 

①:年収

まず最初は、なんと言っても年収です。

 

給与が半額になってしまうとなれば転職はためらわれてしまいます。

 

実際のところどうなのでしょうか。

 

別記事でもご紹介していますが、BIG4監査法人と中堅監査法人の年収は以下の通りになります。

 

役 職Big4監査法人中堅監査法人年齢(想定)
スタッフ500~650万円400~550万円22〜26歳
シニアスタッフ700~850万円600~750万円27〜30歳
マネージャー900万円~1,100万円800~1,000万円31〜34歳
シニアマネージャー1,200万円〜1,400万円1,000〜1,200万円35〜39歳
パートナー1,500万円~1,300万円~40歳〜

記事:【USCPA】年収はいくらなの? 国内・海外についてご紹介します

 

なお、中堅監査法人は以下の6社(5社)のことを指しています。

 

  • 太陽有限責任監査法人
  • PwC京都監査法人
  • 東陽監査法人
  • 優成監査法人 ⇨ 太陽有限責任監査法人と合併(2018年7月)
  • 三優監査法人
  • 仰星監査法人

 

中小・中堅監査法人の方が、BIG4監査法人よりも年収800万円になるスピードはもちろん遅いですが、あまり大差ないような感じに思えた人もいるのではないでしょうか。

 

②:残業時間

残業時間が、一番ワークライフバランスに直結する要素かと思います。

 

BIG4監査法人の場合、繁忙期は終電まで働かなければならないというケースも多いのかと思います。

 

それでは、中小・中堅監査法人の場合はどうでしょうか?

結論から言ってしまうと答えはピンキリです。

 

上司の方針によっても異なる場合があるということは、自分の会社の周りの部署の残業時間のバラツキを見れば分かると思います。

 

しかしピンキリということは、残業時間が少ない中小・中堅監査法人もあるということです。

 

この各社の残業時間について普通は公表されていない情報ですが、会計士に特化したプロの転職エージェントは残業時間等を把握しています。

 

転職エージェントが独自でヒアリングした結果もあるでしょうし、転職者を雇う企業も入社後すぐに転職されては困るので、転職エージェント会社に情報を提供しているということでしょう。

 

マイナビ会計士や、MS-Japanジャスネットキャリアといった会計士に特化したプロの転職エージェントに詳しく聞いてみるのが一番良いです。

ポイントとしては、ワークライフバランスを重視したいことを伝えることです。

(一番のおすすめは、監査法人の求人数を一番多く保有しているマイナビ会計士

 

③:仕事の幅

BIG4などの大手に比べると、中小・中堅監査法人の一人当たりの仕事の幅は広くなります。

 

大手ほど分業がきっちりしていて、中小企業の方が一人ひとりの仕事の幅が広いという現象は監査関連の業務に限らないと思います。

 

大手は個人の仕事の幅が狭い分、深い業務内容になります。言い方を変えれば、高い品質の監査を行っています。

 

中小・中堅の監査法人ではBIG4レベルに監査の質は高くありませんが、逆に言えば働いている個人としては、本当に必要なのかと思えるような細かい面倒な作業(大量の文書化作業など)の数が少ないということになります。

 

④:キャリア

それでは、昇格やその後のキャリアについてはどうなのでしょうか?

 

BIG4に比べて、中小・中堅監査法人の方が昇格はしやすいです。

 

BIG4の方が東大卒などのハイスペック人材や意識が高い優秀な人が多いので、そのような人の割合が少ない分、昇格はしやすいです。

 

BIG4だとパートナーになれるのが40代であることは上の表で記載しましたが、中小・中堅監査法人は30代でパートナーになる人も出てきます。

 

そのためBIG4よりも早く、上の役職のキャリアを目指すことができます。

 

また、仕事内容も幅広いので、転職の幅も広がります。

独立志向の人はBIG4よりも中小・中堅監査法人の方が良い経験を積める可能性があります。

 

⑤:副業

BIG4でも副業を認めている会社はありますが、副業しづらい雰囲気があるかもしれません。

 

中小・中堅監査法人では、副業を認めていたり推奨している法人もあります。

 

今後、働き方改革の中で別の収益源を作っていくことは非常に重要になってくるでしょう。

 

普通に会社で働いていても、上司運などもあったりしますが、収入の上限はすぐに頭打ちになります。

 

副業はスキルを得られるだけでなく、青天井の収入になる可能性を秘めているため、働きながら副業をして副業がうまくいったら独立や、FIRE(早期退職)をすることができるかもしれません。

 

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注意点

金融庁のHPで、行政処分の状況について確認しておきましょう。

 

行政処分を受けてしまうと、その処分への対応として大きく環境が変わってしまう可能性があります。

 

例えば、今まで行っていなかった追加手続きを監査に加えなければならず、その労力が大きければ残業時間は自ずと増えてしまいます。

 

金融庁のHPの検索画面で、「監査法人 処分 ○○○○(法人名)」などと検索して確認してみましょう。

金融庁HP

 

【まとめ】BIG4監査法人と中小・中堅監査法人 比較

ベクター success

以上、BIG4監査法人と中小・中堅監査法人について、5つの切り口から両者について比較を行いました。

 

ご紹介した内容の振り返りとして、BIG4監査法人と中小・中堅監査法人の比較について、分かりやすく一つの表でまとめてみました。

 

  • BIG4監査法人と中小・中堅監査法人の比較(まとめ)
比較項目BIG4監査法人中小・中堅監査法人備考
年収高いやや高いBIG4の方が年収は良いが、大きく差が開いているという訳でははい
残業時間かなり多いピンキリ中小・中堅は残業時間が非常に少ない法人もある。(転職エージェントに要確認
仕事の幅狭く深い広く浅い中小・中堅は細かい面倒な作業が少ない。
キャリア昇格は狭き門早く昇格できる
副業形式的に認めている法人もある認めている、推奨している法人もある副業でスキルアップ、独立準備、青天井の収入の可能性

 

総括としては、ワークライフバランスを良くしたいのであれば、転職エージェントに裏の情報をもらって、中小・中堅監査法人へ転職を検討するのが良いです。

 

BIG4にいてキャリアアップが遅いとか、上が詰まっていて昇格できるチャンスが無さそうと感じた場合も、一度マイナビ会計士などのエージェントに情報をもらうのが良いと思います。

 

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  3. ジャスネットキャリア
    :監査法人・コンサルファーム・税理士法人への転職狙いの方はこちら

 

最後に

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いかがでしたでしょうか?

 

若いうちは長時間労働でも、スキルアップのためになんとか頑張って働くのも良いと思います。

 

ですが、歳を取るにつれて体力的にもキツくなってきて、ストレスに耐えている意味が分からなくなってくることがあるかもしれません。

 

今後、ライフワークバランスが取れないような悪い環境で働くことは、人生において大きな損失になると思います。

 

副業が認めらる世の中になってくると、その意味は特に顕著に現れてくると思います。

 

今のうちに、情報収集のためプロの転職エージェントに情報を貰っておくのも良い手かと思います。

 

中小企業は人数が少ない分、雰囲気が合わないと辛い思いをするリスクもありますので、慎重に検討していきましょう。

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(参考記事):USCPAの転職(年収1,000万円超を目指したい人向け)

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(参考記事):【USCPA】予備校5社の徹底比較! おすすめはアビタス(Abitus)