ecoslymeです。
エクセル(Excel)を使用して、今日は第何営業日か、もしくは月末から何営業日前かを判定したいと思うことはないでしょうか?
今日が第何営業日か分かれば、ロボットやRPAで利用することができ、汎用性の高い日付管理が可能になります。
また、今日が月末から何営業日前か判定することもできます。
例えば、日々の売上や利益の累計グラフを見るときに、1〜31日で表示するのも良いですが、何営業日前か(1〜23営業日前)の表示にすれば、日々の伸び率(グラフの傾き)で他の月と伸び具合を比較することができます。
今回はとてもマニアックな数式ですが、今日が第何営業日か、もしくは月末から何営業日前かを判定するエクセルを作りましたので、ぜひご利用下さい。
やや複雑なことをしていますので、少し飛ばして説明させて頂きます。
※記事の最後の方でエクセルのダウンロードができます
営業日関係一覧表
・営業日 :「第何営業日」かを判定
・営業日前 :月末から「何営業日前」かを判定
・営業日前2 :月末から「何営業日前」かを判定。休日は一番近い次の営業日と同じ「営業日前」
今日は第何営業日かを判定する
早速ですが、今日は第何営業日かを判定するエクセルについてご説明します。
まず、以下のようにA〜C列に祝日一覧表を貼り付けます。
J列にその月の営業日数を数式から求めます。
Vlookup関数を利用して、上で求めた営業日数を元に、以下のエクセルのように「営業日」を求めることができます。
今日は月末から何営業日前かを判定する
次に、今日は月末から何営業日前かを判定するエクセルについてご説明します。
営業日数が上で数式から求められていますので、あとはその月の営業日数から営業日を引き算すれば、何営業日前かを算出することができます。
「営業日前2」について、休日にも製品の出荷があり売上が上がっているような会社では、休日を無視する訳にはいきません。
一番近い次の「営業日前」と同じ「営業日前」にしておけば、集計するときに休日分の売上が一番近い次の「営業日前」にまとめられます。
具体的説明します。
2018/1/6〜1/8は休日です。
この2018/1/6〜1/8 に売上が、300円上がったとします。
2018/1/9(第16営業日前)に売上が200円上がったとします。
エクセルのピボットテーブルなどで集計すると、「第16営業日前」の売上は500円(300円+200円)となります。
「営業日前2」ではなく、「営業日前」の列の情報を使用してしまうと、2018/1/6〜1/8 に売上が0円(休日のため)となってしまうため、この「営業日前2」を利用する場面が出てくるということです。
営業日関係一覧表の更新について
営業日関係一覧表の更新は至って簡単です。
祝日は年々増加していくので、増加したらSheet1のA〜C列の最下行へ追加していけば良いです。
Sheet2に関しては、A列の日付を下に伸ばしていき、B〜N列の数式をA列と同じ行までコピペすれば良いだけです。
※日付(A列)を追加するときは、最下行の日付セル選択後にそのセルの右下へマウスを置き(+マークが出てくる)、ドラッグしながら下に引っ張るだけ
営業日関係一覧表のダウンロード
営業日関係一覧表のダウンロードをしたい方は、以下のリンクをクリックしてください。
エクセルでダウンロードが可能です。
【ダウンロード】workdays-before-fixeddate
最後に
いかがでしたでしょうか。
月末から第何営業日だったかを判定する数式は、結構マニアックな例だったかもしれません。
ですが、今日が第何営業日かという項目に関しては、RPA(WinActorなど)を利用している人にとっては以外と活用場面が出てくるものではないでしょうか?
こういった日付関係のエクセルは一度作ってしまえば、あとはあまり更新しなくても良いものを作るのがコツです。
今後他人へ引継ぐ時に、更新しなくて良いものをもしくは更新が単純なものを作成するのは非常に効率化へ貢献します。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。